導入の背景
赤錆防止装置NMRパイプテクター設置前は空調温水配管の赤錆劣化が進行
病院#KOは築23年の時に亜鉛めっき鋼管(SGP)を使用している空調温水配管内の赤錆劣化が進んでいる事から、将来の漏水も心配され、赤錆防止配管延命装置「NMRパイプテクター」を設置しました。
NMRパイプテクター設置前に循環している空調温水を採水したところ、水中の赤錆による全鉄値は22mg/lと配管内の赤錆腐食が大変進行していることが判明しました。
NMRパイプテクター設置後は空調温水中の赤錆量の減少で防錆効果を検証
NMRパイプテクターの設置2週間後の空調温水の採水では0.6mg/lと赤錆による鉄分値は大幅に減少しました。
さらに設置4週間後の空調温水の採水では水中の全鉄値は0.3mg/lと更に減少し、新規の赤錆は完全に停止し、既に配管内にある赤錆も水に不溶性で体積10分の1の不動態の黒錆に変化した事を立証しました。
今後病院#KOが、空調温水配管にNMRパイプテクターを使い続ければ、配管内の赤錆はすべて黒錆化されるので、空調温水配管は建物寿命まで延命できることが検証されました。
導入概要
病院所在地 | 北海道 |
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病院概要 | 築23年、3階建、99床 |
設置日 | 2018年2月 |
設置配管/設置数 | 温水ヘッダー(往)一次側温水主管 (SGP管 100mm)/PT-100DS×1台 |
採水による効果検証
循環している空調温水配管内の水を「採水」し、水中に含まれる赤錆による鉄分値を計測して、その減少で防錆効果を検証しました。
検体写真と全鉄値(mg/l)
設置前 | 設置2週間後 | 設置4週間後 |
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22 | 0.6 | 0.3 |
※検査機関:公益財団法人 宮城県公害衛生検査センター