築39年で水道管赤錆防止装置「NMRパイプテクター®」導入11年後も配管内赤錆防止効果の継続を実証
水道管は時間の経過とともに赤錆劣化します。
マンションなどの水道管である給水管の寿命は、およそ20~30年と言われています。
耐用年数を超えて使用すると配管同士の継手部に発生する赤錆により、赤水や漏水などのトラブルに見舞われる確率が年々上がっていきます。
マンション「パレス鶴見」は、竣工から39年もの間、水道管の十分なメンテナンスを実施出来ていませんでした。
「パレス鶴見」の抱えていた水道管の赤錆による老朽化問題を、NMRパイプテクター®が赤錆を防止し、洗浄をしなくても水質の改善と、配管の交換がなくても漏水を防ぎ、現在築後50年でも水道管延命を実証しています。
神奈川県横浜市鶴見区のマンション「パレス鶴見」において、NMRパイプテクター®導入9年後の水道管内赤錆防止効果が検証された
「パレス鶴見」は築39年で初の水道管の赤錆劣化対策としてNMRパイプテクター®を設置
神奈川県横浜市鶴見区のマンション「パレス鶴見」は1972年に竣工された、現在築50年になる5階建て全32戸のマンションです。 築39年目になる年に水道管内の赤錆による老朽化を防止するため、NMRパイプテクター®を導入しました。
過去39年間、活動がゼロに等しかったパレス鶴見の管理組合
パレス鶴見の管理は建築した建設会社が受託していました。住民による管理組合も存在してはいましたが、活動はゼロに等しくほとんど機能していませんでした。 管理組合の会計資料はオープンにされず、管理費と修繕積立費の区分さえも不明瞭な状態でした。
管理組合の健全化に向けて
2001年、危機感を抱いた一部の区分所有者が管理組合の健全化に乗り出しました。そんな矢先、管理業務を担っていた建設会社が所有していたマンションの一階部分を手放し、管理業務からも撤退することになりました。管理会社を探すところから始めなければならない、まさにゼロからの出発でした。「外壁もボロボロで、建物に全く手を入れていなかったので、外からみたら幽霊マンションでした」と、マンション管理組合の金谷理事長は当時の様子を振り返ります。
外壁の修繕の次に水道管の赤錆劣化対策
新たな管理会社とともに再スタートを切ったパレス鶴見の管理組合は、区分所有者から一時金を徴収し、足らない部分は公的金融機関から借り入れをするなどして資金を工面すると、まずは外壁補修から手を付けました。 それによって外壁は無事きれいになり、「幽霊マンション」だった印象もがらりと変わりました。外壁についてひと段落すると、今度はいよいよ外からは確認できないマンションの内側部分、水道管をはじめとした建物設備のメンテナンスに着手しました。
水道管の赤錆による老朽化対策は、配管の交換ではなくNMRパイプテクター®で
積立金不足で水道管の交換が困難な事からNMRパイプテクター®採用に
水道管の赤錆劣化対策として、新しい管理会社からはステンレス管での水道管の交換の提案がありました。配管の交換(古い配管を新しいものに取り換える工事)は、水道管の赤錆劣化対策の根本的な解決策で、ステンレス管なら錆にも強いためニーズに合っています。しかし、水道管の交換は大規模な工事と多額の費用が必要となり、水道管の取替え工事中は断水で水が使えず、トイレとお風呂への影響の問題がありました。さらにステンレス管は一般的な給水管よりもコストが高くなります。外壁補修工事の際の借入金の返済などもあり、水道管の交換のために新たな借金をする事は管理組合にとっては難しい状況でした。
NMRパイプテクター®は水道管内の赤錆を不動態の黒錆に変えステンレス管より長持ちする配管に変えます
金谷理事長は何とか打開策を見つけようとリサーチをした結果、水道管内赤錆防止・延命装置「NMRパイプテクター®」と出会います。NMRパイプテクター®の設置に必要な費用は、一般的なマンションの水道管の交換工事に比べると、その5分の1~10分の1ほどです。 病院での水道管の赤錆防止効果の実績もあり、「(パレス鶴見での導入が)うまくいけばすごいことになる」と金谷理事長は感じました。
マンションでの水道管の赤錆劣化防止効果実績が3,000棟を超え、豊富な導入実績があるNMRパイプテクター®
日本システム企画株式会社が独自に開発した、NMR工法のNMRパイプテクター®は外部電源や薬剤を使用せず、水が流れる運動エネルギーを利用した水の自由電子で、配管内の赤錆を固い体積1/10の黒錆に変化させることで配管内を強化します。NMRパイプテクター®は、国内外でマンションをはじめ病院、介護施設、商業施設など4,300以上の豊富な水道管の赤錆防止の導入実績があります(2022年4月現在)。イギリスの大英博物館やバッキンガム宮殿にも導入されており、その赤錆防止効果が世界的にも厚く信頼されています。産経新聞グループのイノベーションズアイとフジサンケイビジネスアイが主催する『革新ビジネスアワード2019』のビジネス部門優秀賞の獲得や、米国製造技術誌である『マニュファクチャリング・テクノロジー・インサイト』の2020年防錆技術世界トップ10への選出などの受賞歴もあります。
NMRパイプテクター®が業界で唯一提供する、水道管赤錆防止効果保証が導入を後押し
豊富な導入実績や受賞歴を誇り、導入先の100%近くで赤錆防止効果を検証しているNMRパイプテクター®とはいえ、パレス鶴見の管理組合の場合は資金面に余裕がなく、慎重に進めたいところでした。その点、NMRパイプテクター®は契約書の中に効果保証について明記されており、この保証が後押しとなり管理組合総会で水道管の赤錆防止・長期延命のためにNMRパイプテクター®の導入が承認されました。
水道管の赤錆による老朽化問題を解決したNMRパイプテクター®
NMRパイプテクター®の水道管赤錆防止効果保証制度
赤錆防止効果保証制度は、マンションの管理組合や建物オーナーに安心してNMRパイプテクター®を導入してもらうための仕組みです。「水道管内の赤錆閉塞率改善などに一定の効果判定が得られない場合には、代金を返金すると同時に、装置を取り外し設置前の状態に復旧する」ことを約束しています。マンションに限り、一般的に1年間水道管内の防錆効果返金保証が適用されます。
パレス鶴見でのNMRパイプテクター®導入後の水道管赤錆による老朽化防止効果検証結果
日本システム企画株式会社では、NMRパイプテクター®の水道管の赤錆防止効果をマンションの管理組合や建物オーナーに客観的に評価して頂くために、定量的な効果測定を行っています。パレス鶴見ではNMRパイプテクター®設置後7年目に、内視鏡による水道管継手部の赤錆閉塞率の調査が2か所で行われ、設置前に対し設置後はそれぞれ35.3%と17.4%の赤錆閉塞率の縮小改善がみられました。赤錆が体積1/10の黒錆に変化した事で、水道管の赤錆劣化が完全に防止された事が立証されました。竣工以来39年もの間、水道管のメンテナンスが行われていなかった状態でも、NMRパイプテクター®は水道管継手部の赤錆閉塞率を減少させ、防錆効果を発揮しました。
NMRパイプテクター®の水道管内赤錆防止効果に満足と期待の声
パレス鶴見管理組合の金谷理事長は、この2部屋の水道管継手部の赤錆閉塞率が、それぞれ設置前に比べ、35.3%と17.4%の縮小が赤錆の黒錆化による体積収縮で、完全に水道管の赤錆劣化が防止できた事を確認しました。赤錆防止効果検証結果に大変満足でした「築48年経過(2020年時点)しているが水道管の赤錆問題はなく、水道管の延命効果があると実感しています。今は建物寿命が延びているかもしれないが、私は60年と見ている。築60年まで残り12年ありますが、それまではNMRパイプテクター®での配管延命を期待している」と話してくれました。
築50年のマンション水道管内の赤錆による老朽化を防ぎ、配管内の洗浄及び交換を不要にしたNMRパイプテクター®
「水道管の交換をしたいが、予算が不足している」という悩みは多くのマンションの管理組合や建物オーナーに共通するものです。NMRパイプテクター®はマンションの水道管の場合、配管の交換工事の5分の1~10分の1のコストで設置可能で配管内の赤錆を不動態の黒錆に変え、配管の洗浄と交換を不要にし、水道管を長期延命する事ができます。また、電気代などのランニングコストも必要ありません。
NMRパイプテクター®を導入したことで、もともと水道管の洗浄や交換のために積み立てていた資金で、外壁塗装や屋上防水・エレベーター新設などができ、建物の資産価値向上を実現したマンションの例は数多くあります。
水道管の赤錆による老朽化対策にお悩みのマンションの管理組合や建物オーナー様は、ぜひお気軽に日本システム企画株式会社までお問い合わせください。
関連リンク
マンション「パレス鶴見」への導入事例 – 日本システム企画株式会社 東京支店
関連外部リンク
#31 築39年のマンションへの導入でも給水管の寿命を延命!パレス鶴見におけるNMRパイプテクター-NMRPT-導入事例|コラム|製品情報|日本システム企画株式会社